植物工場

植物をこんなにも美しいと思うようになったのは、

自分で育て始めてからだ。

植物工場という言葉がとても気に入っている。

コンピューターがなければ生活できないように、テクノロジーを活用して

より快適にスタイリッシュに暮らすことに賛成だ。

健やかに美しく育った緑に囲まれた生活はこのうえない癒しをもたらす。

植物に話しかける人の気持ちがわかるようになった。

熱帯魚を育てている人もこんな感覚なのかもしれない。

余裕ができたらもう少し工場を大きくしたいと思っている。


一隅の美学

机にこだわる人は、椅子にもさらにこだわるものだ。

リビングにこだわる人は、書斎にはそれ以上に想いを込める。

部屋は単なる立体の空間ではない。

どんな家具を選ぶか、どの調度品を並べるかで景色は一変する。

観葉植物に家具調度品のような直接的な機能は無い。

しかし心理的な存在感は大きい。

人は植物に癒され、花を愛する。

部屋の一隅に植物をレイアウトしよう。

透明感あふれる光の束を浴びた緑と花たちは、まるで絵画のよう。

一隅に美学の感じられない部屋では、つまらない。


香気なる創作

キッチンはクリエイティブにあふれている。

今日は何を作ろかとさまざまなアイデアが練られ、

おいしいという笑顔のために腕によりをかける。

ハーブはキッチンに欠かせない存在になった。

自分で育てた無農薬で安心な植物たちが、

どれほど料理をサポートしてくれたことだろう。

今夜はもちろんイタリアンだ、

その前に香気あふれる一杯のハーブティを味わおう。

優しい光に包まれた緑の植物たちが

キッチンを彩るようになってから、

とても健康になったような気がする。