| 8波長LEDの特徴
植物の成長には、葉緑素による光合成と環境中の光の波長の違いや強さを感知して発芽や伸長などを調整する「光形態形成」と呼ばれている重要な光反応があります。
下のグラフは植物が各波長による光合成や光形態形成の反応効果を示したものです。
Sodateck 8波長LEDシステムで照射する8色の波長※は下グラフの①~④の各反応効果がピークとなる波長を照射し、植物が成長するために行う様々な生理現象を効率よく促進します。また昼光色(7000K)と電球色(2800K)をプラスすることで自然光と同じように可視広域すべてを照射しています。
※ 430nm(紫色) 475nm(青色) 620nm(橙色) 630nm(赤色) 660nm(赤色) 730nm(赤外線) 7000K(昼光色) 2800K(電球色)
| 赤外線 (730nm) と開花促進について
光受容体という様々な生理的反応を引き起こす分子があります。
光に反応する色素とたんぱく質で出来ていて、色素が光を吸収することによって、たんぱく質の構造が変化し様々な生理的反応を引き起こします。
光受容体の1つであるフィトクロームという分子は、外界からの光の情報を受け取る分子で光合成を効率良くし、光の情報によって葉の伸び方や節間の伸び方を厳密に調整しています。
フィトクロームにはAとBの二つの形態があり
・Aは 660nm を吸収してBに変化し、
・Bは 730nm を吸収してAに変化します。
という作用があるので、互いにA→B、B→Aと変化します。
また、光がなくなると、ゆっくりB→Aに変化します。
そしてB形態のフィトクロームがなくなるとフロリゲンという開花ホルモンが作られ開花の工程が始まります。
赤外線 (730nm) を照射してB→Aの変化を促進させることにより、フロリゲンを作るタイミングが早くなり開花促進につながります。
赤外線は開花ホルモンのフロリゲンを作るためにとても重要です。
Sodateck 8波長LEDシステム はハイスペックな赤外線LEDチップを使用し開花、結実を促進します。
(透明で中心が赤く見えるチップが赤外線チップです)